LANGUAGE JP EN CH KR
おしらせ

おしらせ

唐招提寺トップ > おしらせ
  • 2022.05.11

    薬草園について~復興工事(第1期)完了のお知らせ~

    日本に戒律の教えを伝えたことで知られる中国の高僧・鑑真和上ですが、和上は仏教のみならず医薬にも精通しており、来日に際しては貴重な薬を幾つか将来されています。

    和上が医薬に精通していたことについては、その香りをもって薬の真偽(本物か偽物か)を判別されたという逸話や、重病の光明皇后に対して大変効能のある薬を処方されたというエピソードが今日に伝わっています。

    このような和上の事績にならい、和上生誕1300年にあたる昭和63年(1988年)、森本孝順81世長老の発願により、薬草・薬木の栽培地として境内に「薬草園(一般非公開)」が創設されました。また、その管理・運営に際しては、薬学博士の渡辺武先生をはじめ、薬草研究家の橋本竹二郎氏や薬剤鍼灸師の野崎康弘氏等、多数の賛同者からご助力を賜りました。

    ところが、平成10年(1998年)から始まった金堂の平成大修理に伴う堂内三尊(盧舎那仏・薬師如来・千手観音菩薩)の修繕に際して、乾漆像を10年間保管できる巨大な仏像修理所を境内に建設することになり、必要に迫られた結果、薬草園の敷地が仏像修理所の用地に選ばれました。その折、移植可能な薬草・薬木は、薬草園の復興を前提として、岐阜県関市の鑑真和上才花苑に移植されることになりました。

    その後、金堂の平成大修理は平成21年(2009年)に完了し、仏像修理所も平成22年(2010年)には解体されましたが、資金調達等の問題から、薬草園の復興計画は座礁してしまいます。

    薬草園の復興が叶わぬまま10数年の歳月が流れましたが、平成29年(2017年)、野崎康弘氏の全面的な支援を受けて、西山明彦88世長老の発願により薬草園の復興計画が再始動します。この復興計画においては、和上の漢方医学者としての功績を広く認知されることを願い、復興後の薬草園は参拝者が自由に見学でき、薬草・薬木の知識をも学べる空間とする方針が打ち立てられました。

    そしてこの度、復興工事の第1期分が完了したことから、令和6年(2024年)3月の完成予定ではありますが、復興された薬草園の一部を一般公開する運びとなりました。第2期の工事を控え、薬草・薬木は移植されて間もない状態にはありますが、この空間を通して、日本薬学の鼻祖とも称される和上の功績を知って頂ければ幸いに存じます。

    また、今後の薬草園の管理・運営につきましては、「唐招提寺薬草園・友の会(仮称)」を設立して会員を募集し、ご寄付を募る予定をしております。皆様からご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

    ※寄付方法等の詳細につきましては、唐招提寺寺務所(0742-33-7900)にお尋ね頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

  • 2022.05.09

    新宝蔵開館スケジュール変更について

    春季公開期間中ですが、宝物点検等の作業を実施致します。本日より5月11日(水)までの3日間、急遽、新宝蔵を閉館致します。
    何卒ご寛恕下さいますようお願い申し上げます。
    なお、代替として同期間内に講堂内を公開しておりますので、どうぞご参拝下さい。

  • 2022.05.06

    令和4年度の中興忌梵網会(うちわまき)について

     令和4年度の中興忌梵網会(うちわまき)に関するお知らせです。
     唐招提寺中興の祖“覚盛上人”の御命日である毎年5月19日、当山では上人の御遺徳を偲ぶ為、“講堂”・“鼓楼”において中興忌梵網会(うちわまき)を厳修しております。
     毎年、多くの方に御参拝頂いておりますが、本年度は新型コロナウィルス感染症の流行状況に鑑み、実施内容を下記のように一部変更させて頂きます。御寛容下さいますよう伏してお願い申し上げます。

    令和4年5月19日(木)
     13時:中興忌梵網会(於講堂)
       ※南都晃燿会様による舞楽奉納は規模を縮小して堂内で行います。
     15時:うちわまき法会(於鼓楼)
       ※参拝者(例年500名)対象の「うちわまき」を中止し、
        これを関係者のみで行います。
       ※「魔除けの宝扇」の抽選は見送らせて頂きます。
     9時~16時:覚盛上人坐像(重文)の特別開帳(於中興堂)
       ※中興堂にて堂外から御参拝頂けます。

    以上

     なお、中興忌当日の5月19日は、「ななまるカード(老春手帳)」提示による優遇措置をおこなっておりません。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 2022.04.13

    御影堂特別拝観の予約受付終了のお知らせ

    予約者数が定員(二日間500名)に達した為、令和4年6月6日(月)、7日(火)の御影堂特別拝観の予約受付を終了させて頂きます。
    ご予約が成立した方には、ご参拝頂く日時を明記したハガキを、順次お送りさせて頂きます。
    たくさんのお申し込みありがとうございました。

  • 2022.04.06

    6月5日(日)御影堂落慶法要について

    【御影堂特別拝観について】
    令和4年6月6日(月)、7日(火)に行われる御影堂特別拝観(国宝鑑真和上坐像特別開扉)は事前予約の方のみとなります。また、6月5日(日)は御影堂平成大修理落慶法要が行われる為、御影堂の一般参拝は外観のみとなります。
    日時:令和4年6月5日(日)午前9時
    内容:御影堂落慶献香献茶法要:午前9時から(約1時間)
       当山職衆、藪内流家元紹智宗匠 厳修

    日時:令和4年6月5日(日)午後2時
    内容:御影堂落慶梵網講讃法要:午後2時から(約1時間)
       南都隣山会、当山職衆、藪内流家元紹智宗匠 厳修

    御影堂参拝ルート:僧正門から入って、前庭を進み、御影堂正面向拝に焼香台を設置します。参拝後は、前庭左手の中興堂をご参拝頂き、境内へお戻り下さい。5日のみ、南大門拝観料で御影堂前庭へお入り頂けます。

  • 2022.04.06

    唐招提寺御影堂大修理落慶について

    唐招提寺御影堂は、興福寺の別当坊であった一乗院の表向き御殿の遺構で、宸殿と呼ばれていました。当山第81世森本孝順長老の発願により昭和39年(1964)に鑑真大和上像の安置のために移築され、昭和50年(1975)には東山魁夷画伯が専心揮毫された襖絵や障壁画が奉納されました。
     慶安2年(1649)に建てられ、過去には奈良県庁舎や奈良地方裁判所に転用された経歴を持つ歴史的建造物で、平安時代の格式と伝統を守った寝殿造りの趣を保っていることから国の重要文化財にも指定されており、開山大和上の御影堂として相応しい瀟洒な美しい佇まいと言えるでしょう。
     しかし、移設から50年を経て、地盤沈下や雨漏りなどが目立ちはじめたため修理を施す必要があるとの結論に至り、平成28年(2016)より文化財保護のための保存修理事業を開始し、本年3月31日に無事竣工を迎えました。
     現在は、鑑真和上像を、一時保管する新宝蔵から御影堂へご遷座する作業や、東山魁夷画伯奉納障壁画を改修した建物に合せて建具等を微調整して復位する作業、便益施設の改修工事、御影堂周辺環境の植栽整備等を実施しています。
    これらの作業が完了する予定の5月末を待って、御影堂落慶法要を、6月5日(日)に午前9時からと午後2時からの二回に分けて挙行致します。
    なお、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、御影堂にご入堂頂くのは関係者のみとさせて頂きますので、予めご了承下さい。
    御参拝の皆さまには、6月5日(日)9時から16時まで、前庭を開放して向拝から鑑真和上に参拝して頂く計画を立てております。
    詳細は、当山のホームページをご覧いただきますようお願い致します。竣工後も、貴重な文化財を後世まで永く守り伝え、大和上の教えとこの画業に託された東山画伯の想いが多くの皆さまの心に届くよう精進して参りますので、何卒ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
    律宗総本山 唐招提寺