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おしらせ

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唐招提寺トップ > おしらせ
  • 2023.02.05

    令和5年の涅槃会について

    唐招提寺では、年中行事の涅槃会を、下記の通り執行致します。
    日時:令和5年2月15日(水)午後1時から(約40分)
    ※感染症拡大防止の観点から、礼堂内での法要聴聞は、15名までとさせて頂きます。

    礼堂内陣特別拝観について
    日時:令和5年2月15日(水)午前9時から午後12時30分まで
    特別拝観料:お一人200円

    仏涅槃図、日供舎利塔(鎌倉時代・重文)、清凉寺式釈迦如来(鎌倉時代・重文)を拝観して頂きます。
    涅槃図の前には、当山伝統の造花が供えられます。
    釈尊入滅の日を、心静かにお過ごし下さい。

  • 2022.06.11

    《お知らせ》 開山忌記念講演会動画の公開について

    2022年6月6日(月)に開催されました令和4年度開山忌記念講演会の動画を、唐招提寺のYouTubeチャンネルに公開致しました。どうぞご高覧下さい。

    動画題目:令和4年度開山忌記念講演会(一般財団法人律宗戒学院主催)
     講師 :茨城県近代美術館 館長 尾崎正明 様
     演題 :東山魁夷画伯と唐招提寺
    動画URL:https://youtu.be/RaDVi_IDp-8

  • 2022.05.11

    薬草園について~復興工事(第1期)完了のお知らせ~

    日本に戒律の教えを伝えたことで知られる中国の高僧・鑑真和上ですが、和上は仏教のみならず医薬にも精通しており、来日に際しては貴重な薬を幾つか将来されています。

    和上が医薬に精通していたことについては、その香りをもって薬の真偽(本物か偽物か)を判別されたという逸話や、重病の光明皇后に対して大変効能のある薬を処方されたというエピソードが今日に伝わっています。

    このような和上の事績にならい、和上生誕1300年にあたる昭和63年(1988年)、森本孝順81世長老の発願により、薬草・薬木の栽培地として境内に「薬草園(一般非公開)」が創設されました。また、その管理・運営に際しては、薬学博士の渡辺武先生をはじめ、薬草研究家の橋本竹二郎氏や薬剤鍼灸師の野崎康弘氏等、多数の賛同者からご助力を賜りました。

    ところが、平成10年(1998年)から始まった金堂の平成大修理に伴う堂内三尊(盧舎那仏・薬師如来・千手観音菩薩)の修繕に際して、乾漆像を10年間保管できる巨大な仏像修理所を境内に建設することになり、必要に迫られた結果、薬草園の敷地が仏像修理所の用地に選ばれました。その折、移植可能な薬草・薬木は、薬草園の復興を前提として、岐阜県関市の鑑真和上才花苑に移植されることになりました。

    その後、金堂の平成大修理は平成21年(2009年)に完了し、仏像修理所も平成22年(2010年)には解体されましたが、資金調達等の問題から、薬草園の復興計画は座礁してしまいます。

    薬草園の復興が叶わぬまま10数年の歳月が流れましたが、平成29年(2017年)、野崎康弘氏の全面的な支援を受けて、西山明彦88世長老の発願により薬草園の復興計画が再始動します。この復興計画においては、和上の漢方医学者としての功績を広く認知されることを願い、復興後の薬草園は参拝者が自由に見学でき、薬草・薬木の知識をも学べる空間とする方針が打ち立てられました。

    そしてこの度、復興工事の第1期分が完了したことから、令和6年(2024年)3月の完成予定ではありますが、復興された薬草園の一部を一般公開する運びとなりました。第2期の工事を控え、薬草・薬木は移植されて間もない状態にはありますが、この空間を通して、日本薬学の鼻祖とも称される和上の功績を知って頂ければ幸いに存じます。

    また、今後の薬草園の管理・運営につきましては、「唐招提寺薬草園・友の会(仮称)」を設立して会員を募集し、ご寄付を募る予定をしております。皆様からご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

    ※寄付方法等の詳細につきましては、唐招提寺寺務所(0742-33-7900)にお尋ね頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。