白い可憐な瓊花の季節が終わると、境内は夏を迎えます。
境内の木々の緑はその色を増し、白や淡いピンクの蓮、さらに花しょうぶが境内の池で花を咲かせます。
初夏の到来に合わせるように、鑑真和上を偲ぶ鑑真和上坐像・御影堂障壁画特別開扉、開山忌舎利会(かいさんきしゃりえ)が、夏が終りを迎えようとする頃には、地蔵盆が行われます。
日 時:毎年6月5日~6月7日 9:00~16:00
場 所:御影堂
拝観料: 特別拝観料 大人1000円 中高生400円 小学生300円
(上記以外に通常の拝観料が必要:大人1000円 中高生400円 小学生200円)
開祖・鑑真大和上を偲び、国宝鑑真和上坐像を収めた厨子の扉が特別に開かれ、そのお姿を拝観することができます。
※特別拝観の期間は、年によって変更される場合がありますので、詳しくは「お知らせ」をご確認ください。
日 時:毎年 6月5日 ~ 6月6日
場 所:御影堂・講堂・東室
開山鑑真大和上の命日(6月6日)にちなんで、和上が請来した舎利を奉り、和上の徳を偲ぶ行事です。
5日午前9時から御影堂宸殿(修理中のため令和4年までは中興堂)にて一山の僧侶による読経のなか、茶道藪内流家元紹智宗匠による献香、献茶が、16時からは講堂で御宿忌法要が行われ、命日である6日には、午後1時から講堂で舎利会御諱法要が行われます。また、午後3時からは、東室で記念講演も予定されています。
日 時:毎年 8月23~24日
場 所:地蔵堂
近畿地方では、一般的な夏の行事である地蔵盆は、こどもの守り仏である地蔵菩薩を祀り、こどもたちの健やかな成長を願う催しです。
唐招提寺では、弘法大師の作と伝わる秘仏、重要文化財・地蔵菩薩立像を奉り、堂内を特別公開しております。